食品表示について④
前回は「食品表示を見る際の注意点」の1つ目
〜目的が同じなら「一括名」で表示できる〜
について書きました。
今回は注意点の2つ目
〜表示が免除される添加物がある〜
について書きたいと思います。
「栄養強化の目的で使用される添加物と加工助剤、キャリーオーバーに該当する添加物は表示が免除されている」
はい。。。
いきなり知らない言葉が出てきましたね。。。(笑)
「加工助剤」?「キャリーオーバー」?
まず「加工助剤」について
加工助剤とは、食品の加工の際に使われる物で、最終的には成分に影響を及ぼさない物質の事です。
もう少しわかりやすく言うと、
「アレコレと色々物質を加えたけど、商品として完成したら、もう成分の影響はないですよ〜」
という事です。
例)プロセスチーズの製造過程で用いる重曹
分かりやすい絵があったんで貼っておきます。
「添加物の知っ得裏情報 ホームページ」より引用
次に「キャリーオーバー」についてですが、
キャリーオーバーとは食品加工の際に使用されたが微量で成分効果を発揮する事がない物質のことです。
分かりやすく言うと
「微量やから書かんでもええでしょ!!」
という事です
例)せんべいの製造の際に調味に使用された醤油の中の安息香酸
加工助剤もキャリーオーバーも表示が免除されていますが、「本当に人体に影響ないの?」「細かく記載すべき」と言った意見などがあり、問題視されています。
さすがに使用した添加物全部を書ききれないでしょうが、書ききれないぐらいの添加物が含まれているという事は知っておくべきかな。と思います(^^)
全4回にわたり、食品表示について書きましたが、1人でも多くの方に食品表示を見る習慣をつけてもらえればと思います。
買い物は投票です。きちんと見て自分で判断して購入しましょう!!
次回は添加物について書きたいと思います。