食品表示について③
前回は食品表示を見る上で2つの重要なポイントについて書きました。
今回は食品表示を見る際の注意点について書きたいと思います。
少し複雑ですができるだけ簡単に(^^)
〜目的が同じなら「一括名」で表示できる〜
添加物表示は個々の物質名を表示するのが原則ですが、次の14種類の用途で使用する場合には、使用目的を表す「一括名」で表示することが認められている。
14種類の一括名で表示できる添加物
イーストフード、ガムベース、かんすい、苦味料、酵素、光沢剤、香料または合成香料、酸味料、軟化剤、調味料、豆腐用凝固剤又は凝固剤、乳化剤、水素イオン濃度調整剤またはpH調整剤、膨脹剤
と、
まあ、訳分りにくいですが、分かりやすくいうと
「カタカナやアルファベッドで物質名を長々と書いても、分からんのやから、目的が一緒ならその目的だけ書けば良いでしょ」
という事です。
世間的には「一括表示」と呼ばれています。
例えば
この写真にある「pH調整剤」は何種類かの化学物質が含まれている可能性があるという事です。
何種類含まれていて、それがどういった物質なのかはメーカーに聞かないと分かりません。
この件に関しては
消費者側からは「きちんと全部記載すべき」
メーカー側からは「全部書くとスペース的な問題もあって書ききれない」
など意見が出て問題視されています。
私、個人的には重要だと思うのは「一括表示されているのを知る事」だと思います。
「中に含まれている物質が何か分からない、それが人体にどう影響するか分からないから、できるだけ食べない」という意見もあれば、
「何が含まれているか分からんけど、メーカーが作ってくれているモノなんだから、安心して食べる」という意見もあると思います。
食品表示を見て、理解した上で商品を買い、口にすべきと思います!
もう1点、食品表示を見る際に注意すべき点がありますが、次回にでも書きたいと思います。