フィットネス疲労理論
皆様こんにちは!
今回はフィットネス疲労理論について書きたいと思います!
*今回の記事に関しては、アスリート向けの文献を参考にしておりますので、ご理解のほどよろしくお願い致します。
「フィットネス疲労理論」
フィットネス疲労理論は「フィットネス」と「疲労」の2つが要因となります。
トレーニング後、フィットネスは向上し疲労は蓄積する。このフィットネスのプラスの効果と、疲労のマイナスの効果の合計が、コンディションとして、現れてくるというものになります。
つまり、一番コンディションを高く保つ方法は、トレーニングにより、フィットネスの効果が上がり、トレーニングによる疲労が低い状態がコンディションを高く保つことができる状態ということになります。
・フィットネスの特徴(プラスの出力)
トレーニングはコツコツと時間を掛けることで向上する為急性の変化量は小さくトレーニングによって得られた効果がトレーニング前のレベルに戻るのに時間が掛かるため変化の速度も遅い。
・フィットネスの特徴(マイナスの出力)
トレーニング直後は疲労によりパフォーマンスは低下する為、急性の変化量は大きく、トレーニングの疲労は時間の経過により素早く減少する為疲労の速度は早い。
例えば、ウエイトトレーニングを実施した直後に筋力測定をしても、疲労のせいであまり良い結果は出ないはずです。
表でまとめるとこのようになります
まとめ
トレーニング直後は「フィットネス」と「疲労」も絶対値は増えるが、急性の変化量は「疲労」の方が大きい為コンディションは低下する。
*この時フィットネスも向上しているが、疲労により覆い隠されている状態。
その後時間経過によりフィットネスも低下するがそれ以上のスピードで疲労も減少する為、コンディションはプラス方向に向かって増える。
さらに時間が経過すると「疲労」と「フィットネス」の絶対値が逆転する。
図で表したように、フィットネスが低下する前に疲労がなくなる為、結果的にコンディションはプラスに転じる。
以上、今回は、フィットネス疲労理論について記事にさせていただきました。是非参考にしていただけたら嬉しいです。
参考文献
河森 直紀,『競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方』,有限会社ナップ,2020,第1版-第1刷,p78~81